1週間のうちに私が聴いた音楽アルバムを簡単な感想と共に纏めた記事です。
本記事は2024年1/8~2024年1/14の間で聴いた作品を纏めています。
最近聴いた作品の感想②
「Bandana」- Freddie Gibbs & Madlib
何処かで聞き覚えのあるような機械音声の片言英語がいきなり聴こえてきて吹き出しそうになった作品。ジャジーなトラックが多く、意外とビートが生っぽかったり、エレクトロぽかったりと多彩で、しっかりと聴かせるような感じでよかったですね~。
「Iechyd Da」- Bill Ryder-Jones
荘厳なストリングスが印象的なIndie Rock作品。最初は「ちょっと微妙かな~」と思っていたんですが、尻上がりによくなっていく感じで最後はノリノリ。やはり私はIndieな雰囲気に弱いなと再認識しましたね~。どんどんと音が折り重なっていくI Hold Something in My Handや、何処かアダルティな雰囲気漂うWe Don’t Need Themなどなど名曲が沢山。一番好きなのはゆったりとした雰囲気のThankfully For Anthonyですかね。全体的にゆっくりと聴き手をくつろがせようとしている感じで、聴いていてとても心地よいアルバムでしたね。
一番好きな楽曲:Thankfully For Anthony
「Big Sigh」- Marika Hackman
Indieっぽさが仄かに香る作品。アコギやエレキギターを主体としながらも、柔らかなサウンドが包み込んでくれる感じ。2曲目のNo Caffeineはピアノのメロディが印象に残るし、生楽器と電子音のバランスが一番マッチしている名曲だと思います。間奏の雄大なストリングスも素晴らしい。
後は4曲目の乾いたアコギが耳に残るBloodや、アルバムタイトルにもなっているBig Sighも名曲。ふとした瞬間に訪れる美しいサウンドにうっとりとする作品でした。ただ、ちょっと後半の楽曲が弱いかなという印象もあります。
一番好きな楽曲:No Caffeine
「american dream」- 21 Savage
どのHip Hop作品でも名前を見るなという印象の21 Savageの作品。初めて彼の作品を聴いてみたんですが結構よかった。地を這うような低音を利かせたフロウも癖になるんですが、それを乗せるトラックがかなり好き。ソウルフルだったり、ストリングスを響かせた壮大なアレンジだったりと、Trapでありながらも広がりが感じられるようなアレンジが素敵でしたね。
一番好きな楽曲:all of me
「Orquídeas」- Kali Uchis
去年出した作品が結構好きだったKali Uchisの新譜。シンセを活かして、幾重にも音を折り重ねていくようなアレンジが好み。その中で響く彼女のボーカルもこれまた聴いていて心地よく、歌いながら踊りたくなるようないいダンスポップ、R&Bでしたね。ただ、後半からはレゲドン?色の強い楽曲が並ぶような構成で、これもまた刺激的なんですが、個人的にはあまりハマれなかったですね。別にレゲドンが嫌いというわけではないので、単純に楽曲として弱く感じたのかなと思います。総じて去年の作品の方が私には刺さりましたね。
一番好きな楽曲:¿Cómo Así?
「Penalty of Leadership」- Boldy James & Nicholas Craven
ちょっと懐かしさを覚えるようなトラックが多いHip Hop。歌詞はわからないけどGangsta Rapにカテゴリーされていたので、多分ギャング関連のことをラップしているんだと思う。勢いがあるというか、何処か冷めたような感じで言葉を繋いでいく感じがいいですね。トラックもジャジーというか、セピア色が見えるような感じなんですが、印象に残るようなものは個人的にはちょっと少なかったかなという感じ。
一番好きな楽曲:Murderous Tendencies
「Fresh Fruit for Rotting Vegetables」- Dead Kennedys
名前が攻めすぎなパンクバンドの1stアルバム。次作にあたるPlastic Surgery Disastersが滅茶苦茶好きなので1stも聴いてみた次第。疾走感というよりも、滅茶苦茶力強いパンクサウンドが鳴っていて、聴いていて激しい気持ちになりますね~。