https://music.apple.com/us/album/hejira/217509442?uo=4&at=10l4PB&ct=albumAM
「Hejira」- Joni Mitchellのレビュー及び感想
Ptichfolkも満点をつけた名盤を聴きました。

Joni Mitchell: Hejira
Read Jenn Pelly’s review of the album.
Joni Mitchellと言えば同じく満点をつけた「Blue」の方が評価が高そうですが、個人的にはこの「Hejira」の方が好きです。
というか、同時期の彼女の作品は名盤ばかりで、一番を選ぶのも一苦労。
フレットレスベースのハーモニクスや変則ギターが産み出す不思議なサウンドがひたすらに美しい。
ドラムも鳴ってはいるんですが薄目で、ビート感があまりない。
この掴みどころのなさが、ジャズを聴いているような感覚を味あわせてくれますね。
月並みな表現ですが、万華鏡の中にいるみたいな気持ちになります。
表題曲のHejiraのアルペジオの響きと、もこもこした感じのベースの作り出す雰囲気は何処にも似たものがない気がします。
このぼんやりとした音像がただただ素晴らしい。
タイトルの意味も邦題も「逃避」となっていますが、これ以上にこのアルバムを表現する言葉もないような気がします。
離れる寂しさもあれば、別の場所へと向かう希望も混じったような、そんな音が鳴っている気がしますね。
とにかく素晴らしい作品です。昔の作品なので音質的な問題はありますが、間違いなく名盤だと思いますね。
一番好きな楽曲:Hejira
【レビュー】「Blue」-Joni Mitchell【感想】
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