「Black Messiah」-D’Angelo and The Vanguardのレビュー及び感想
D’Angeloは「Voodoo」が名盤として語られていて、私も昔聴いたことがあるんですけど、そのときはあまりハマれなかったんですよね。
それなのにどうして今回この「Black Messiah」を聴いたのかというと、D’Angeloの作品だと気づいてなかったからですね。
一曲目のボーカルや雰囲気でやっと気づいたわけなんですが、その一曲目がかなりよくて、ついつい最後まで聴いてしまいました。聴いてよかったですね~。
単純ではないリズムが生み出す真っ黒なグルーブがたまりません。ファンクな素直に踊れる感じの楽曲もあれば、ジャズチックなメロウな楽曲もあります。
結構ギターが目立っていて、ネオソウルっぽくありながらもロック的な要素も感じられるおかげか、聴きやすいです。
それでいて毒々しいというか、かなり中毒性があります。
リズムがかなり印象に残るアルバムなんですが、個人的には楽器に埋もれるようなボーカルがかなり特徴的だと思います。あまりボーカルのメロディが耳に届いてきません。
なんというか、それぞれのサウンドが聴こえてくるという感じじゃなくて、本当に一つの音の塊が聴こえてくるような感じが結構ハマりましたね。
それなのにReally Loveのような素晴らしいボーカルが聴ける部分もあって最高です。
仮に点数をつけるとしたら89点/100点でしょうか。今なら「Voodoo」も好きになれるような気がしたので、聴いてみたいですね。
是非、聴いてみてください。
一番好きな楽曲:Really Love
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