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「月を見ていた」-米津玄師の感想

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楽曲感想
この記事は約3分で読めます。

 普段はアルバムの感想及びレビュー記事ばかり投稿している当ブログなのですが、たまには曲単体の簡単な感想記事でも書いてみようかなと思いまして、今回書いてみる次第です。

 取り上げるのは米津玄師さんの新曲である「月を見ていた」です。FF16のテーマソングです。

 歌詞の考察とかじゃなくて、本当にただの簡単な感想をつらつらと書くだけです。そもそもFF16をプレイしてないので、満足な考察だとかできないと思うしね。

 で、楽曲の感想なんですが、米津玄師さんお得意のゆったりとしたバラードソングです。ですが、今までと違うのは壮大なストリングスが使われていない所ですかね。サビは大きく盛り上がるような感じではなく、音数がそこまで多くない、静かな感じ。ギターのクリーンなトーンや、ソロストリングスの枯れるような旋律が何処か寂しげに響いています。

 何処かで「今の米津玄師はもう後日談に入ってる」みたいなのを見かけたのですが、言い得て妙な気がします。メインストリームで人気の出るような楽曲を作り続けているんですが、何処までの範囲なら大衆に受け入れられるのかを実験しているような感じさえします。最近の楽曲もブラスをあしらった爽やかなLadyに、エレクトロスウィングというか何処か異国感漂うPOP SONG、ドラムンベースとサンプリングを駆使したKick Back等、多彩な楽曲を出していますしね。

 あと、昔の楽曲は米津さん自身が編曲を行っていたのに対し、最近は米津さん+αで編曲を行っている楽曲が多いですし(月を見ていたは坂東祐大さんがクレジットされています)、毎回違う体験をさせてくれますね。

 今回の楽曲で気になったのはサビのメロディですかね。サビの「月を見ていた」の部分なんですが、「いた」の部分が「いた↓」じゃなくて「いた↑」なんですよね。これが個人的に予想を裏切るメロディに感じまして、もしかして、「見上げた」だから上がっているんでしょうかね。そこが滅茶苦茶気になりました。

 あと、「この火は消えたりしない」も上がっていくようなメロディラインで力強さを感じますね。というか、全体的にサビは上昇するようなメロディが多くて、その辺りもよく考えられて作られたのかもしれませんね。これまでの曲と比べてキャッチ―さはなくなった気がしますが、かなり印象に残るメロディになってる気がします。

 ともかく、今回も素晴らしい楽曲を披露してくれた米津玄師さんですが、これからもどんな楽曲を聴かせてくれるのか楽しみですね。

 と、今回はこんな感じで。気が向いたら曲単位での感想記事もあげたいな~。特に邦楽ですね。アルバムを聴くとき洋楽ばっかになりがちなので、曲に関しては邦楽関連を取り上げていきたいなと。

 それでは~。