「WE」-Arcade Fire
今回はArcade Fireのアルバム「WE」の感想及びレビュー記事を書いていこうと思います。
本作はArcade Fireの6枚目のアルバムになるわけですが、前作の「Everything Now」の評価が芳しくなく、期待されながらも少し不安を持って迎えられたアルバムのような気がします。
で、個人的に本作は今までの名盤にまでは及ばなくとも、それなりの作品には仕上がっているかな~という感じですね。
ちょっと序盤の楽曲は電子音やシンセ音が結構使われ、あまりバンド的なサウンドじゃなく、所々のパートでいいパートはあっても、曲全体で見るとイマイチかなという曲が多くてあまり好きになれませんでした。ダンスポップ的なのもうーんという感じ。
ですが、The Lightning I~Unconditional I (Lookout Kid)は大人数のバンドでのロックで、楽しそうにメンバーと向かい合いながら演奏している風景が目に浮かぶような楽曲で好きですね。通常なら四小節で一塊の所、5小節等の偶数以外で続いていくのも少し変化球となっていて、熟練のバンドらしさを見せつけているような気がします。
やはりIndie Rockっぽさは薄くなっているような気がしますが、ピアノやストリングスといった美しい旋律が表に出ていて、Art Rockっぽさは濃くなっているような気がしました。
ただ、やはり楽曲の良さはこれまでのアルバムとまではいかないかな~と私は思いました。この辺りは人の好みなのでしょうけど。
メンバーが抜けたり、なにか事件があったりしたみたいですが、次回作は一体どうなるのでしょうか。楽しみなようで、不安だったりもしますね。
とりあえず、是非、聴いてみてください。