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追記:加筆修正
『Beatles for Sale』-The Beatlesのレビュー及び感想
今回聴いていったのはThe Beatlesの4枚目のアルバムである『Beatles for Sale』です。
The Beatlesは様々な要因でライブをすることに疲弊してキャリア後期はライブをしなかったというエピソードはThe Beatlesについて調べたことのある人にとっては当たり前の事実だと思います。そして、このアルバムが出た頃のThe Beatlesはアメリカのテレビ出演による旋風によって人気がさらに爆発し、ツアーなどで大変な中で作成されたアルバムがこの『Beatles for Sale』だそうです。
そのせいか、楽曲の多くがそれまでのアルバムに比べて抒情的というか穏やかな感じで、メロディも何処かメランコリックな印象を受けます。
1曲目のNo Replayからちょっと落ち着いた感じの曲ですからね。沁みるような曲調です。
既に多忙でこの頃から疲れていたんでしょうかね。久し振りにカバー曲も何曲か収録されていますしね。
その中で一番印象に残った曲は二曲目の「I’m a Loser」ですね。
悲しみや切なさを具現化したようなサウンドがたまりませんね。
あともう一曲あげるなら、五曲目のI’ll Follow the Sunでしょうか。
こちらも抒情的な雰囲気の楽曲ですね。こういった雰囲気はたまりません。
前曲がジョンレノン、後曲がポールマッカートニーということで、二人の作曲センスが光る楽曲だと思いましたね。
ですが、あまりインパクトのある楽曲がないアルバムという印象ですね。前作は結構キラーチューンと言えるような曲があった分、こっちはあまり目立たない感じ。14曲と曲数が多い割にはちょっと単調な感じが否めなかったですね。
穏やかな雰囲気がたまらない作品でしたね。
是非、聴いてみてください。
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