『Bryter Layter』- Nick Drakeのレビュー及び感想
今回聴いていくのはNick Drakeの2ndアルバムにあたる『Bryter Layter』です。前作が名盤だったので、今作も楽しみです。それでは聴いていきましょう♪
全曲感想
※赤太字は一番好きな曲、赤字は好きな曲です。
①Introduction
始まりに相応しい、どんどん広がっていくストリングスがいい。アコギのアルペジオも綺麗です。
②Hazey Jane II
前作にはなかったようなブラスがあしらわれたポップな楽曲。普通にドラムが入ってくるからそう感じるのかもしれません。最初聴いたとき、路線変更したのかと思いました。
③At The Chime Of A City Clock
アコギを主体とした穏やかな楽曲。前作と違うのはドラムが入ってリズムがかなりわかりやすくなった点なのかもしれません。バックの曲を支えるストリングスもいいですが、なによりサックスがいいですね。
④One Of These Things First
この曲も小さいですがドラムが入ってます。ピアノが入り、曲に華やかな印象を与えています。
⑤Hazey Jane I
二曲目はⅡだったんですが、この曲はⅠ。一体、どういう意図でこういう形にしたんでしょうか? この曲もストリングスがいいですね。
⑥Bryter Layter
澄み切った朝が思い出されるような曲です。笛の音が心地いいんですよね~。ストリングスの音もあいまって、清々しさを覚える曲です。
⑦Fly
やさしげなNick Drakeさんの声がいいですね。アコギの音も冴え渡っています。ソロストリングスも曲に彩を与えていますね。
⑧Poor Boy
6分と長めの曲。アコギのメロディが結構大人な感じで癖になりますね。ピアノやサックスもあわさって、上品な雰囲気を作り出しています。
⑨Northern Sky
ピアノやオルガンのハーモニーがいいですね~。
⑩Sunday
優しい笛の音がいいですね。分厚いストリングスの音とのアンバランスな感じがこれまたいい。
全曲感想
前作に引き続き、アコギを主体とした優しいサウンドが魅力的なアルバムだと思いました。変わった点はドラム等が入り、若干ポップになった点でしょうか。特に二曲目なんかはブラスも入って、明るい楽曲になっていると思います。
素晴らしいアルバムだとは思いますが、前作と比べるとガツンとくる楽曲がないかなといった印象。また、前作に比べてアコギがあまり目立っていないような気がします。Nick Drakeの複雑なアコギフレーズがあまり楽しめなかったなと思います。
是非、聴いていみてください。
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