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【感想】Radiohead-『OK Computer』【レビュー】

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アルバム感想
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OK Computer by Radiohead on Apple Music
Album · 1997 · 12 Songs

 

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Radiohead-『OK Computer』のレビュー及び感想

 もし、あまり音楽を知らない誰かに『この世で一番完璧に近いアルバムを教えてくれないか?』と言われた場合、皆さんならどのアルバムを挙げるでしょうか。

「そもそも完璧の定義は人によって違うしな……」と思い悩み、なんとか一つの結論を出したとしても、「いや、このアルバムそこまで売上があったわけでもないし、その観点から言えば完璧に当てはまらないのでは」とか、「このアルバムは好きなんだけど、「誰それ?」って言われそうな気がする」等、色々と悩んでしまうのではないでしょうか?

 殆どの人は巷で流行っている音楽を聴いているわけで、マイナーなアーティストを挙げると「他の人が知らなそうな曲知ってる俺かっけえ……とイキってる」ように思われてしまいそうで、私の場合は不安になってしまいます。

 しかも、相手が好きなジャンルに詳しくないと、外した時の反応がイマイチなものになってしまいそうで……

 多くの人が知っていそうで、かつ、色々なジャンルを包括していて、それでいて通ぶれるようなアルバムはないものか……って時に昔は挙げられがちだったのがこの『OK Computer』だったような気がします。

 それくらいに知名度があって、完成度の高い作品だということですね。

 

全曲感想

①Airbag

トリップホップの要素が感じられる異国感満載なロック。音数は少ない物の、ベースがとても大きな存在感を出してる。確か「交通事故に遭ったけどエアーバッグのおかげで助かった」みたいな、明るいのか暗いのかわからない感じのことを歌ってた気がする。

②Paranoid Android

 組曲風な構成で、めちゃくちゃひねくれて暗いBohemian Rhapsody的な曲。アコギのメロディがとても好き。初めてこのアルバムを聴いたとき、「この曲ってRadioheadだったのか……」と驚いた記憶があるので、意外とRadioheadの中では一番有名な曲なのかも?

③Subterranean Homesick Alien

 浮遊感満載な曲。両耳から聞こえてくるギターの音が心地いい。

④Exit Music (For A Film)

 かすれるようなアコギの弾き語りで始まる曲で、後半に物凄くぶっといベースが入るバラード。ロミオとジュリエット的な曲だと聞いた記憶があるが、悲劇的な感じでとてもあってると思う。

Let Down

 ただひたすらに美しいギターのアルペジオに彩られた曲。ただただうっとりしてしまう。この曲を醜いと形容する人はこの世に一人もいないんじゃないかと思う。仮にRadioheadで一曲勧めるなら、間違いなくCreepかこれ。

⑥Karma Police

 アコギとピアノを主体とした、オーソドックスなロックバラード。なにも難しいことはしてなさそうなとてもシンプルな曲なんだけど、何処か癖になる。

⑦Fitter Happier

 機械音声による曲。無機質な声に意識を持ってかれがちだが、バックの音に耳を傾けると、映画のサウンドトラックみたいで意外といい。けど、飛ばしちゃう人が多いんだろうな……

Electioneering

「The Bends」にも入っていそうなギターロックなんだけど、滅茶苦茶ひねくれているような感じで、やっぱり「The Bends」には入らなそうだなと思う。ギターのリフが祭りに似合うような感じに聴こえて毎回笑ってしまう。

⑨Climbing Up the Walls

 加工された音で埋め尽くされた曲。ラストではあまりRadioheadでは聴かれないようなシャウトが聴ける曲。意外とアルバムの中では影が薄い……?

⑩No Surprises

 ギターと鉄琴?のアルペジオがただただ美しい曲。それなのに、死にたくなるような絶望も共存している。これはトムヨークの歌い方のせいなんだろうか。

⑪Lucky

 サビのギターが好き。全体的にドリーミーな感じで、夢の中にいるみたいに感じられる。けど、この曲もあまり印象に残ってないな……

⑫The Tourist

 サビの張り上げるようなボーカルが美しい。最後に「チーン」という音でアルバムが締めくくられるのが、題名の通り、長い旅を終えたような感じで好き。聴き直して一番はまった曲。

 

まとめ

 今でも色あせない名曲ばかりです。

 様々なジャンルが混ざっているのに、一曲として成立しているのが素直に凄い。

 この機械的な冷たさがありながらも、ロックの熱みたいなものも感じられるのが好きですね。そして不意に訪れる電子音が儚さや美しさを演出しているのもいいです。

 アルバムを好きになれなかったとしても、好きな曲は必ず一曲はできるんじゃないでしょうか。

 是非、聴いてみてください。

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