「新星目録」- 星街すいせいのレビュー及び感想
今年出したビビデバが大ヒットし、目標としていた武道館ライブも成し遂げる星街すいせいさんの新作。
1曲目の先駆者が個人的にかなり微妙で「うーん?」となりましたが、それ以降の楽曲はとてもいい。
個人的には今までの作品の中で一番よかったなと思える作品でした。
ビビデバはMVが話題になってバズった印象があったんですが、こうして聴いてみるとサビがとてもキャッチ―で歌えるし、踊れるような楽曲でいいですね~。
アルバムタイトルに「目録」とあるように、エレクトロだったり、J Rockだったりと、アルバム自体の統一感はそこまで意識していない感じはあります。
ですが、流れはしっかりとしていて、前半は全体的に湿っぽさというか大人っぽい雰囲気があって、後半は大地に強く足を踏みしめるような勢いのある楽曲が多い感じがします。
個人的に一番好きなのが7曲目のDEADPOOL。
暗さの中に少し明るさがあるような絶妙な雰囲気がたまらない。
あと、花譜さんの声がよすぎる。心に染み渡るような切なさを持った声がいいよね。
ザイオンのようなアニソン的な疾走感のあるロックソングも爽やかでいい。
後半三曲は迷いを振り切って前へと進んでいくような力強さのある楽曲が並んでいて、最後の綺麗事で作詞作曲をしていたり、まだまだ進化していくのを見れるような気がします。
アルバムも2年ごと? 定期的に出ていますし、次作が楽しみですね。
一番好きな楽曲:DEADPOOL
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